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作品紹介

(C)東映アニメーション
狼少年ケン
熱帯地方ドガールのジャングル。野生の狼の群れの中に、“二本足の狼”と呼ばれる人間の少年がいた。狼のママに育てられたケンだ。ケンは乳兄弟の双子狼・チッチとポッポと一緒に楽しく遊んで暮らしていたが、牙を持っていないことから、なかなか一人前の狼として認められずにいた。冒険の旅に出たケンは、海の彼方にある失われた都にたどりつき、守り神の白銀のライオンから「強く正しい狼になるために使うのだ」と、牙の替りのナイフを与えられる。そうして森に戻ると、動物たちを襲うジャングルの三悪トリオや密猟者などから森のみんなを守るために活躍し、片目のジャックをはじめとする狼一族のメンバーからも、次第に勇者と認められるようになってゆく。
1963年、「鉄腕アトム」を嚆矢として、日本は毎週30分のTVアニメシリーズ放映時代へと突入した。「狼少年ケン」は、東映動画(現:東映アニメーション)初のTVアニメシリーズとして、アトムとほぼ同時期に放映されて人気を二分した名作だ。原作(大野寛夫名義)・演出・キャラクター設計・原画と、シリーズ立ち上げに全力を注いだのは、日本を代表するアニメーション作家の月岡貞夫。スラップスティック・コメディーからシリアスなテーマまで幅広い内容の物語を作り上げた、TVアニメ黎明期のスタッフの熱意と才能を感じてほしい。
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あらすじ
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■第51話 混血のジミー
「ボクのママはライオンで、パパはヒョウなんだ」(ジミー)
ジャングルに墜落した飛行機で、ただ一匹生き残ったジミーは、ライオンとヒョウの間に生まれた子どもだった。動物園で皆に愛されてきたジミーだったが、ライオンとヒョウのどちらからも仲間として認められず、ショックを受ける。その頃、ジャングルには無敵のオオワシ・ギガンテが戻り、わがもの顔で荒らしまわっていた。
収録時間:25分
■第52話 ジャングルの現代っ子
「こんな身分の違った狼のガキどもとつきあうことは、わしが許さん!」(タイガー族のボス)
ママが過労で倒れてしまった。ケンたち三兄弟はハゲタカじいさんに乗せてもらい、特効薬のゴールドメロンを探す旅に出る。途中で友だちになったトラの子・パンチは、タイガー族のボスの子で、ゴールドメロンを分けてくれると言う。だがパンチの父親は、身分違いのものにはやれないと拒否。反発する現代っ子たちは…。
収録時間:25分
■第53話 ジャングルの無法者
「ケンを出し抜いて、われわれの力を認めさせようっていうワケだな」(チッチ)
ブラックとケンは、重傷を負ったモンキー国の王を助けた。王の座を狙ったゴリラに襲われたらしい。チッチとポッポはアニキ風を吹かすケンに反発し、ケンより先にゴリラを退治しようと計画する。だが作戦のすべては、ヤマネコによってゴリラに筒抜けだった。二匹はゴリラに捕らわれるが、意地を張ってケンの助けを拒む。
収録時間:25分
■第54話 狼族の危機
「手紙のことなんか、オレは何にも知らないって言ってるじゃないか」(ジャック)
ゴリラたちの攻撃を受け、狼のあいだに負傷者が増えていた。そんな時、ゴリラから『新しい狼のボス・ジャック』宛てに手紙が届く。そのうえ、ゴリラやクマを倒した黒い狼のもとへ、ブラックが仲間を連れて出て行ってしまった。息子のウォーリーにも愛想を尽かされ意気消沈するボスに、ヤマネコは名誉ある引退を勧める。
収録時間:25分
■第55話 のろまな英雄
「デブだろうとノロマだろうと、ちっとも恥ずかしいことなんかない」(ケン)
チッチ、ポッポ、ウォーリーの遊び仲間、子ゾウのダルは体が大きく重いので、みんなの遊具を壊してしまった。怒った子狼たちはダルをのけ者にする。そのことを注意したケンに、子狼たちは絶交を宣言。やせたいと願うダルは、スマートなヤマネコの言うがままに勲章を首にかけ、子狼たちに見せびらかしに行くのだが…。
収録時間:24分
■第56話 おく病なライオン
「伝統あるライオン国の皇太子たる者が、こんなことじゃホントにダメだ…」(ローリー)
ライオン国の皇太子・ローリーは臆病者。武者修行の旅の途中で、ケンと知り合う。ライオン皇帝からローリーの再教育を頼まれた狼のボスは、一族をあげて鍛えようとするが、うまくいかない。ケンはローリーに勇気をもたせようと、コウモリの森へ案内する。チッチは暗示をかけることを思いつき、一枚の葉っぱを見せる。
収録時間:25分
■第57話 放浪児バリー
「オレの子どもの頃とそっくりなガキだ!」(ジャック)
ケンが知り合った宿無しの狼の子バリーは、言葉も態度も、お世辞にも褒められたものではない。バリーはヤマネコや三悪さえ翻弄するが、自分の行動が皆に迷惑をかけていることに気付かない。強がりを言うバリーだが、実は生き別れのママを探し求めていたのだ。その頃、まだら族が、狼一族を全滅させようと罠を張っていた。
収録時間:25分
■第58話 奇妙な逃亡者
「ボクたちはどんなことがあっても、じいさんを守ってあげるよ」(ポッポ)
チッチとポッポは、川向こうのサル族の元ボス・クーパーじいさんに出会った。現在のボスである息子の口うるささに、家出をしてきたという。共感したチッチとポッポは、内緒でクーパーじいさんをかくまう。だが、大喰らいで勝手気ままなじいさんに、ふりまわされるはめに。さらに、じいさんが三悪たちに目をつけられ…。
収録時間:25分
■第59話 魔法使いの弟子
「魔法使いの大先生!危ないところを、よくお助けくださいました」(ノバック教授)
魔法の国を求め、ケンたちのジャングルにタクシーでやって来たノバック教授。事故から助けてくれたケンを大魔法使いと思い込み、弟子入りを志願する。断ったケンだが、教授を放っておけずにバナナを差し入れる。それを呪文で手に入れたと勘違いした教授は、自分も魔法が使えるようになったと大喜びする。
収録時間:25分
■第60話 とび出した狼
「ボク、ダメだよ!ボスなんか、なりたくない!」(ウォーリー)
狼のボスの息子・ウォーリーは、後継者教育に張り切るパパのスパルタぶりとお説教にげんなり。他の子を褒めて自分をなじる父親に、ウォーリーの心はすさみ、チッチたちにもイジワルをしてしまう。親子ゲンカの末に家出したウォーリーは、全てはケンがウォーリーを侮辱したせいだとヤマネコに吹き込まれ…。
収録時間:25分
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キャラクター
■ケン
狼のママに育てられた少年。双子狼のチッチとポッポと遊んだり冒険に出たりと、気ままに暮らしている。ジャングルの平和を乱す悪人や動物たちには、牙の替りのナイフを手に、かんぜんと立ち向かう。













スタッフ紹介
- ■番組情報
- 放映:1963年11月~1965年08月
- ■スタッフ
原作:大野寛夫
企画:NET、東映動画、旗野義文、有賀健、宮崎慎一
脚本:飯島敬、芹川有悟、有賀健、他
演出:月岡貞夫、高畑勲、他
キャラクター設計:月岡貞夫
美術:児玉喬夫、沼井肇、横井三郎、他
音楽:小林亜星
- ■キャスト
ケン:西本雄司
チッチ:田上和枝
ポッポ:水垣洋子
ブラック:大竹宏
ボス:八奈見乗児
ジャック:内海賢二
- ■楽曲等
オープニング楽曲、エンディング楽曲
作詞:大野寛夫
作曲:小林亜星
演奏:アンサンブル・ビボ、ビクター少年合唱団




















