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作品紹介

(C)東映アニメーション
狼少年ケン
熱帯地方ドガールのジャングル。野生の狼の群れの中に、“二本足の狼”と呼ばれる人間の少年がいた。狼のママに育てられたケンだ。ケンは乳兄弟の双子狼・チッチとポッポと一緒に楽しく遊んで暮らしていたが、牙を持っていないことから、なかなか一人前の狼として認められずにいた。冒険の旅に出たケンは、海の彼方にある失われた都にたどりつき、守り神の白銀のライオンから「強く正しい狼になるために使うのだ」と、牙の替りのナイフを与えられる。そうして森に戻ると、動物たちを襲うジャングルの三悪トリオや密猟者などから森のみんなを守るために活躍し、片目のジャックをはじめとする狼一族のメンバーからも、次第に勇者と認められるようになってゆく。
1963年、「鉄腕アトム」を嚆矢として、日本は毎週30分のTVアニメシリーズ放映時代へと突入した。「狼少年ケン」は、東映動画(現:東映アニメーション)初のTVアニメシリーズとして、アトムとほぼ同時期に放映されて人気を二分した名作だ。原作(大野寛夫名義)・演出・キャラクター設計・原画と、シリーズ立ち上げに全力を注いだのは、日本を代表するアニメーション作家の月岡貞夫。スラップスティック・コメディーからシリアスなテーマまで幅広い内容の物語を作り上げた、TVアニメ黎明期のスタッフの熱意と才能を感じてほしい。
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あらすじ
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■第21話 吹矢の秘密
「バナナも盗めないとすると、このままじゃ飢え死にだぞ」(手長ザルのボス)
豊かな尾長ザルの森に、手長ザルのピッキーが侵入した。ケンは仲裁に入るが、尾長ザルのボスに追い払われてしまう。そのボスが、ケンの持っていた吹矢で倒れた。そうして“吹矢事件”の裁判は始まった。ピッキーはケンが吹矢を放ったと証言。貧しい手長ザルたちは、豊かな森を手に入れようと画策していたのだ。
収録時間:25分
■第22話 帰って来たあいつ
「ハイライトっていう風来坊が戻ってきたと伝えてくれ」(ハイライト)
ジャックとは因縁の仲にある狼・ハイライトが、ジャングルに戻ってきた。大クマはハイライトに、狼一族殲滅の計画を持ちかける。人間のテントを襲い、それを狼たちのせいにしようというのだ。ハイライトの「今夜、オオカミヶ原で会おう」という申し出を受けるジャック。皆の立ち会いの前で、二匹は対峙した…。
収録時間:25分
■第23話 サーカスから来た仲間
「人間には動物の自由を束縛していいという権利があるのか?」(モーガン)
サーカスの人気者・ゴリラのモーガンを乗せた飛行機が、ジャングルに墜落した。モーガンは狼一族に助けられるが、人間にひどい目にあわされた経験があるため、ケンを疑いの目で見てしまう。ヤマネコの甘言に乗り、ケンを排斥しようと手をめぐらす彼は、最後の手段として殺し屋の女狐・ネルソンに依頼を持ちかける。
収録時間:24分
■第24話 象牙の湖
「墓場に着くまでに、オヤジさんの気を変えるんだ」(ケン)
ゾウのオヤジが密猟者に撃たれた。かすり傷だったが、オヤジはゾウの墓場まで付き添ってほしいとケンたちに頼む。ゾウには屍をさらしてはならないという掟があるのだ。同行するケンたちは、道すがら何とかオヤジの気を変えさせようとする。しかし密猟者たちやキラーやヤマネコなどが、一行を執拗につけ狙っていた。
収録時間:25分
■第25話 天国はどこに
「われらのニューフロンティア精神に栄光あれ!」(隊長)
ケンたちのジャングルを月世界と勘違いしたまま、ムンヒル博士が帰還していった。ところが月に自分たちの楽園を建設しようとする悪人たちが、博士の報告を聞いてロケットでジャングルにやってきた。動物を捕まえては無理やり働かせる悪人たち。頼みのケンまで、ワナにかかってロケットに閉じこめられてしまい…。
収録時間:25分
■第26話 ジャングル同盟
「どっちが強くたって、みんなが楽しく暮らせればいいじゃないか!」(ケン)
狼とヒョウがジャングルの王座をめぐって対立し、森の動物たちを二分する大騒動に発展した。狼一族の代表・片目のジャックとヒョウ一族の代表ガラとが雌雄を決しようとした時、まだら族が攻めこんできた。ケンのせいで目の魔力を失ったルーは、復讐心に燃えていた。ケンは窮地の動物たちを救出し、団結を呼びかける。
収録時間:25分
■第27話 咆えろジャングル
「わめけわめけ、誰にも聞こえるもんか」(ニセムームー)
アラビアの悪者たちが、飛行機でジャングルにやってきた。かれらは赤い谷の密猟者と手を組む一方、ムームーに化けてゾウたちを罠まで誘導しようとする。情報を得たケンは、知らせようとゾウたちのもとに急行する。しかし、ゾウたちは保護者になるという悪者たちの嘘を信じて、ケンの言うことに耳を傾けようとしない…。
収録時間:25分
■第28話 ぬすまれた王国
「あと三日のうちに兄が戻らぬ場合は、正式に我輩が王位を継ぐことにする!」(ガンダ)
ケンたちが出会った子ライオンのポロは、ライオン王国の王子だった。父王がいなくなった後、代理の王となったガンダに命を狙われて故郷から逃げ出してきたのだ。ガンダの知恵袋のキツネが立てた作戦によって、狼族はライオンたちと対立。ポロ王子と王妃がガンダに捕まり、ケンたちは王妃の部下とともに救出に向かう。
収録時間:25分
■第29話 幻の狼
「ポッポは誘拐されたんだぞ、ケン!」(ジャック)
チッチとポッポは四匹の見知らぬ狼を発見する。彼らこそ伝説の“幻の狼”だと考えたポッポは、正体をつかもうと後をつけていった。すると狼一族は、ポッポが幻の狼に誘拐されたと誤解して追撃を開始。だが四匹は、故郷を追われて逃げ出してきたに過ぎなかった。それを知ったケンたちは、攻撃を止めさせようとする。
収録時間:25分
■第30話 ワーニィの神
「このワーニィの神のお力に、おすがりいたしましては…」(キツネのコンチ)
遊びに出かけた見知らぬ土地で、ポッポが熱病に取りつかれてしまった。ケンとチッチは、キツネのコンチから霊験あらたかなワーニィの神の噂を聞き、ポッポをかつぎこむ。しかし、そこには神官の白猿チンパンのお祈りを待つ長い行列ができていた。そのうえ行列係の白猿パンジーは、お供物と称してワイロを要求していて…。
収録時間:25分
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キャラクター
■ケン
狼のママに育てられた少年。双子狼のチッチとポッポと遊んだり冒険に出たりと、気ままに暮らしている。ジャングルの平和を乱す悪人や動物たちには、牙の替りのナイフを手に、かんぜんと立ち向かう。













スタッフ紹介
- ■番組情報
- 放映:1963年11月~1965年08月
- ■スタッフ
原作:大野寛夫
企画:NET、東映動画、旗野義文、有賀健、宮崎慎一
脚本:飯島敬、芹川有悟、有賀健、他
演出:月岡貞夫、高畑勲、他
キャラクター設計:月岡貞夫
美術:児玉喬夫、沼井肇、横井三郎、他
音楽:小林亜星
- ■キャスト
ケン:西本雄司
チッチ:田上和枝
ポッポ:水垣洋子
ブラック:大竹宏
ボス:八奈見乗児
ジャック:内海賢二
- ■楽曲等
オープニング楽曲、エンディング楽曲
作詞:大野寛夫
作曲:小林亜星
演奏:アンサンブル・ビボ、ビクター少年合唱団




















